駒東と聖光学院の説明会に行ってきました

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この2週間ほどで、サピックス主催の駒場東邦、聖光学院の学校説明会に行ってきました。

両校とも文化祭だったり、合同説明会だったりは以前にも行ったことがあったのですが、単独の説明会には初めての参加です。

 

駒場東邦は、文化祭に何度か行ったことがあって学校の雰囲気は知っていたのですが、その印象とはかなり異なる感じの説明会でした。

近年色々あった駒東ですが、新しくなった校長先生による学校紹介に続いて、中学の教頭先生による学校生活の紹介、そして校舎見学という形で進みました。

今までの文化祭だとどちらかというと全体的におとなしめで文化系の活動が盛んな印象でした。ただ学校生活の紹介によると、どちらかというと運動部などの活動が活発で、特に体育祭はかなり力を入れているということでした。
実際、体育祭は5月にあり、そこに向けて多くの高校3年生は注力し、例えば高3の学生が中1の学生を教えたりといった形で、学年縦割りで様々な競技の練習を行ったりするということです。そして、体育祭が終わると3年生は受験に向かって集中していくということでした。(その証拠として、体育祭用に髪を染め、終わると丸坊主にする学生が少なくない数いるようでした。)

また大学や企業の研究室の見学、被災地訪問、裁判傍聴、伝統芸能体験、東邦大学医療センター大橋病院での外科医体験「ブラックジャックセミナー」、3Dプリンタなどの最新のICT教育はもちろんのこと、のこぎりなどの使い方など実際にやってみることに重きをおいていて、そういった体験ができるのはいいかなと思いました。

 

正直なところ、駒東はこれまで子供とあっている印象でしたが、勉強面ではいいと思うのですが、やはりそれだけではないので、説明会の内容から考えると少し合わないような気がしてきています。

説明会に参加されている保護者の方は、日曜日開催ということもあるのか3割程度は男性でした。全体として非常にカジュアルな感じ。

説明会自体は学校の様子がわかってよかったのですが、冒頭30分くらいサピックスの方が、資料も何もなしにボソボソ駒東の入試の詳細な解説をされました。資料もなしにそんな細かいことを言われても誰もついていけるわけはなく、すごく無駄な時間でした。

 

聖光学院の説明会は平日ということで、男性の参加は1割程度。いわゆるお受験服を着ている女性の方が結構な割合でいました。

校長先生による学校紹介、数学科の先生の話による「探究・情報科教育」の紹介、FAQ、校舎見学という流れでした。

大学受験に向けた勉強についてはそこまで紹介はなく、「聖光塾」と呼ばれる課外活動や「探究・情報科教育」の紹介に重きをおいていました。

「聖光塾」も様々なアクティビティがあって面白いのですが、それ以上に「探究・情報科教育」が素晴らしすぎました。昨今よく言われる「問いを立てる力」の涵養を重視し、学生自身が時間をかけて課題を考え解決を図るそうです。また、3Dゲームの作成、Scratchによる機械学習、アプリ開発さらにはビジネスモデル・キャンバスを使った起業アイディアのブレインストーミングなどを行うということでした。今後は、「理数探究」という新科目で、データサイエンスやPythonを活用した機械学習も行っていくということでした。これだけのことを学校でやってくれ、進学実績もいいということで、子供を行かせたい、むしろ自分が行きたい!と強く思う内容の説明会でした。

 

私学はどこも特色があり、一長一短あるかと思いますが子供にあったところが見つかるといいなと思います。今後も何校か説明会に行く予定です。